帰り道、息子は車通りの多い時間なのに4車線道路を横断したいといいます。
早朝にワンコの散歩でたまにこの4車線道路を横切ることがあるんです。
ですが、それは早朝限定!
朝の5時は車もほとんど通っていないので、息子にも「車がいない朝だからだよ!」と言って横切っていました。
そのことは息子もきちんと理解はしていて、一度「通りたい!」と言ったのですが、「車が沢山走っているよ」と言うとすぐに無理だと判断し諦めてくれました。
そこまでは良かった!
横断歩道を通過し、近道をしようとすると遠回りの道を指し「こっちに行きたい!」というではありませんか!
外は炎天下💦
息子は帽子も被っていないし、何よりも骨折の腕が暑そう・・・
私も暑いし、いつもなら「いいよ」と言えるのですが、その前に息子にも早く帰りたい理由は話していたんです。
先日リビングのクーラーが壊れてしまい、暑いリビングに短い時間だからとワンコをお留守番させていたのです。
帰り際に「ワンちゃん待っているから早く帰ろう!」と言ったはず!
私「近道はこっちだよ!暑いからこっちの道から帰ろうよ!」
息子「やだ!こっちの方が近道だよ!!!」
私「いや!全然近道じゃないから!遠いから!」
息子「こっちだよ!」
私「じゃぁあなたはそっちの道を通って、ママはこっちの道を通ってみようよ!どっちが早く家に着くかな?」
なんて提案してみても「ママが一緒じゃなきゃヤダ!」の一点張り・・・
言い合っても一歩も引き下がらない息子。
わざわざ連れ戻されてしまい、仕方なくもうこちらの道から帰ろうか・・・と諦めて歩こうとしたら更に遠くの道を指差し「こっちだってば💢」と怒っているではないですか!
さすがに頭に来てしまった私・・・。
私「そっちはどんどん遠くなっているでしょ!(馬鹿か!お前は!=心の声)」
息子「こっちじゃないと嫌なんだ!!!」
もう言い合いも無駄だと感じ、「じゃあ一人で行けばいいじゃん!」と言うと「ママと一緒じゃなきゃやなの!」
ぷちーん
暑さもだるさも手伝って糸切れた(笑)
「もういい、勝手にしなさい」
息子を置いてつかつかと歩き出しましたよ。
しばらくすると後ろの方から息子が「まま!まま~!」と呼んでいましたが振り向く気すら起きない。
何度も呼ばれたけれど無視・・・
早く家に帰りたい・・・・
4回目ぐらいにやっと振り向けた器の小さい私でした(笑)
息子「まま、僕が間違っていた、ごめんなさいぃぃぃ(ToT)」
私「間違ってはいないよ。あなたが遠い道から帰りたいのなら、ひとりで行けばいい。私は行きたくないって断ったはずだよ。無理やり連れて行くことは間違っていると思う。」
息子「そうだね・・・・」
私はこの後何度もしつこく「やりたいならひとりでやってくれ!」と言ってしまいましたとさ(笑)
私の間違っているところはきっとしつこいこと(笑)
昨晩【ねずみくんのきもち】という本を息子と読みました。
ねずみくんのきもちには【おもいやり】【こころ】【みんなちがう】ことについて書いてありました。
あいてのことを
思ってあげることができれば
いじわるしたり
ひとをこまらせたりすることが
なくなるんだけどね
ねずみくんのきもち 引用
とても素敵なことが書いてあります。
けどちょっと息子には難しかったかな?とも感じたり。
なぜ難しいかなと感じたかというと、いいことが書いてあるけれど絵が少なく、文章が長いのでADHAの息子の集中力が読んでいる最中に続いていたかどうかは謎・・・(笑)
最近、息子には絵本を通して人の気持ちや考え方、感じ方を知ってもらおうとしています。
いい絵本に出会えるようにとたくさんの絵本を読んでいるので、また素晴らしい絵本に出会えたら紹介したいです。
脱線しましたが、ホント、ねずみくんのきもちにあった【おもいやり】の気持ちがあれば、息子とも言い合いにならず私も怒ったりしなかったのだろうと思います。
私の方もね、息子へのおもいやりがあれば、遠回りしても良かったのでは?とも思うのですが、早く帰らなければならない事情があったので、そこは息子がきちんと理解をして、今回は息子が降りなければならなかったのではないか?と思うのです。
誰が正しいか、どれが正解かはわからない。
【おもいやり】で考えると、暑い中、留守番をしてくれているワンコのことを優先して早く帰るべきだと、息子にも判断できるといいな。
ねずみくんのきもち (単行本 75) [ なかえ よしを ]
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