我が子が仲の良かったお友達に乱暴(急所を蹴られたり、お腹にパンチをされたり)をされるようになった時。
どう対処したらよいのか。
結果が欲しくて育児相談に行って来ました。
そこで言われたことは…
【お母さんの気持ちが落ち着かないのであれば、落ち着く方法を取った方がよい】とのことでした。
正直言って私はガッカリしました。
結果が欲しかったんですよね。
例えば「悪影響だから遊ばせない方がいい!」とか「子供には色んな経験が必要だから逃げない方がいい!」とか。
けれど得たものはそうではなく、やはり私が決めなければならないという現実。
決められないから相談したのに…という思いをそのまま育児相談の先生にぶつけてみました。
そうしたら先生から返ってきた答えが「今の社会はズバリ言う事が流行っていると言うか、求められてますよね。けれどもし私が【こうした方がいい!】と言っても、もしお母さんが出来ないことだとしたらどうですか?またモヤモヤすると思います。もし私が提案した事がお母さんの考えと違ってしまうと「そうじゃないんだけどな」と言うモヤモヤも生まれてくる。なので私からは提案すると言うよりも、
お母さんの気持ちに寄り添った解決方法を探していきたいと思うんです」
と言われました。
私もこれには納得できました。
確かに人に「こうした方がいい」と言われても私自身が実現不可能であれば相談した意味がないと捉えるだろうし、私の思いとかけ離れていたら迷ってしまうだろうし。
息子に寄り添いたい気持ちと私自身の思いを大切にしたいと言ってくれた先生に感謝でした。
実は息子に乱暴をしてくるようになったお友達は、息子とはよく遊ぶ仲で、親同士も仲良くさせてもらっていたのです。
私はすぐに【距離を置く】事を考えたのですが、私の中でも迷いがあり、何より息子が乱暴をしてくるお友達とまだ遊びたい気持ちがあるみたいで悩みました。
なので息子の気持ちにも寄り添いたいと色々考えてみたのですが…
息子に寄り添った対処法その1
【乱暴をされそうになったら逃げる】…1度目は徒競走をしていて一言二言言い合いになっただけで、相手の子が息子の急所を思い切りキックしたのです。
なのでキックを止める余裕などなく、その兆候も読み取ることが大人でも難しいので、息子が逃げることは無理かなと…。
息子に寄り添った対処法その2
【息子がお友達と遊ぶ際に「痛いことをしないなら遊ぶ」とはっきり言う】…息子が乱暴をされたときはかなり痛かったようで、蹴られたりパンチをされた場所を押さえて泣き崩れていました。
私が感じたことは、息子が泣いたことにより相手の子が「僕の方が上だ」と感じている様に思いました。なぜなら、パンチをされた後に私がその場から離れたくて息子に「もう帰ろうよ」と話したときに息子は帰りたくなくて「やだー」とまた泣いてしまったんです。それを見て乱暴をしてきた子が「また泣いた」とバカにするような言い方をしたんですね。
そんなことがあったり、前にも息子が泣くとそれをバカにするような発言をする子だったので、 自分を上に見ているなと感じてしまいました。
なのでここは息子が相手の子に痛いことはやだとはっきり言えないとますますエスカレートしそうな気がして、息子に提案してみました。
そして育児相談の先生から言われたことで、今まさに習っているのですが、
【ママの気持ちが落ち着かない状態である時は正しい判断が出来ず、間違った信号を子供に送ってしまう】と言うことです。
そして間違った信号を受け取った子供もまた間違った行動を起こしてしまうらしいのです。
どういうことかと言うと、例えば、私が不安に刈られて「もうあの子とは遊ばないで!」と息子に訴えたとします。
息子は「ママが心配するから僕はあの子と遊びたいけど我慢するよ、遊ばないよ…」と自分の気持ちを押し殺してママのために動こうとします。
それが果たして子供にとってよいことか?
難しい事ですが、これでは息子の気持ちに一切寄り添ってはいないことになります。
寄り添いを大切に考える講座を受けているので、このような判断になるのですが、なぜ寄り添いが大切かと言うと、【子供に寄り添い、子供の行動を理解し、子供の感情を受け止めることで、子供は安心し、感情の抑え方や表し方を覚えることが出来る】そうです。
子供の問題行動の大半は「ぼくを(わたしを)見ていて」という気を引きたい気持ちからだとも言われますよね。
話がそれてしまいましたが、先生に言われたのが、「乱暴をしてくるお子さんと息子さんが遊んでいるとお母さんの気持ちが落ち着かなくなりませんか?どうしたら落ち着くか考えてみましょう。」でした。
引き離すことが落ち着くことですが、色んな背景があるのでそれは避けたい。
けれど一緒に遊んでいるとまた乱暴されるんじゃないかと不安になる。
どうしたらいいのか?
考えてみると乱暴をされた1回目は徒競走をして意見が食い違ってキックをされた。
2回目は鬼ごっこをしていて、息子が鬼でタッチをしたところ、相手の子が鬼になりたくなくて「バリアをはった」などと言い出し、息子が「ずるい!」と言ったところでパンチをされた。
何か競争とか体を動かしている時や意見が食い違った時に2回とも起こっているのです。
よくよく考えてみると、虫を探している時や見ているとき、泥遊びをしている時などは今のところ何もない。
揉めそうな事態が起こりそうな遊びをしている時に乱暴をされる確率が上がるのかもしれないと想定しました。
なので揉めそうな事態が起こりそうな遊びをしている時に、私が近くにいれるようにしたら、私の気持ちは落ち着くかもしれないと先生に提案してみました。
その場になってみないと本当に落ち着くかどうかわかりませんが、対処方法を考えてみると色々なことが見えてきて、不安でいっぱいだった私の気持ちもかなり落ち着きました。
次に起こるかどうかわからない事で不安になったり、過剰に反応してしまうよりも、どうしたら私の気持ちが楽になるのか、子供の気持ちにも寄り添いながら考える事が出来た出来事でした。
もしそれでも私の気持ちが落ち着かない状態であれば、相手の子と遊ばせないという選択肢もありなのだとも思います。
けれどその選択肢を選んだとしたら、息子のお友達と遊びたい気持ちにどう寄り添うのか。
例えば乱暴をする子と遊ばせるのではなく、他の子と遊ばせるなどして、息子の気持ちにも答えていかなければならないと思うのです。
【私の気持ちが落ち着く方法を考える】そして必ず【子供の気持ちに寄り添う】難しい事ですが、何かが起きたときどうしたら良いのかは親子によってそれぞれ対処法は違う。
なので私達親子にはどういうやり方があっているのかを私自身が考えられるようになることがベストなんだと学びした。
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